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【読書レビュー】『初歩からわかる数学的ロジカルシンキング』永野裕之

<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%ED%A5%B8%A5%AB%A5%EB%A5%B7%A5%F3%A5%AD%A5%F3%A5%B0">ロジカルシンキング</a> ちまたでよく耳にする「ロジカルシンキング」とは具体的にどういうものなのか?そんなに重要ならぜひ身につけたい!と思っている方に、私がおすすめしたいのはこの本。

永野氏によると、

“「ロジカルシンキング」とは、主にコンサルティング会社で使われていたコミュニケーション能力を高めるためのスキルのことを指します。それは理解のしやすさと説得力を高めて、伝えたいことをできるだけわかりやすく説明する方法と言い換えることができるでしょう。 一方、ロジカルシンキングを直訳すれば「論理的思考」となります。論理的思考というのは すべての人間は死ぬ

ソクラテスは人間である

⇒よってソクラテスは死ぬ

といった三段論法に代表されるような、立場・主義・主張の如何を問わずどのような人間にとっても正しいことが明白な結論を導く考え方のことです。論理というブロックを積み上げることで真理を探究してきて哲学や数学の歴史とは論理的思考の歴史であるといっても過言ではありません。この意味における「ロジカルシンキング」は、ヒラメキや勘では太刀打ちできない問題を解決しようとするときに大きな力を発揮します。”(p.4,5)

と、このように「ロジカルシンキング」を定義しています。

そして、ロジカルシンキングには「できるだけわかりやすく説明する」コミュニケーション能力としての側面と、「正しいことが明白な結論を導く」問題解決能力としての側面の二つがあるそうです。

「使うのは中学の数学だけ!」と銘打ってあり、文章も平易なので数学が大の苦手!という方でも入っていきやすいと思います。ぜひ、読んでみてください。 にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
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